アクセスランキング

姉は思い留まったが……

「分からないけど苛々する」

私は姉になぜメイちゃんに苛々するのか?と質問して答えがこれでした。要領を得ない答えですがだからこそ本音なのだろうと思いました。

姉も自分自身娘に苛々する理由が分かっていない。もしくは薄々感づいているがそれを認めようとせず蓋をしてみないふりをしている。そのどちらかでしょう。

「そうか……」私はそう呟いてしばらく二人とも沈黙しました。私はその間考えていました。この答えは上出来ではないだろうか?もし姉が娘の事をはっきり嫌いだといったとしたら状況はかなり厳しいと判断せざるを得ない。

親子だろうが親友だろうが恋人だろうが夫婦だろうが一度嫌いになれば関係の修復は難しいものです。

愛憎入り乱れた感情だからこそ苛々するのではないか? 自分と娘のためにしばらく距離を置こうと考えて。一緒に住んでいればいずれ取り返しのつかない衝突が起こるかもしれないと。

メイちゃんはまだ小学生ですが中学生になり思春期に入れば自我が確立していくでしょう。
反抗期に入れば喧嘩が絶えなくなるかもしれません。

親子だからどんなに衝突してもいずれうまくいくだろうという考えはあまりに楽観的すぎる。むしろ親子という距離が極めて近い関係だからこそこじれたときは深刻になります。他人なら離れればいいだけのケースでも家族ではそれができない、いや成人していれば可能だが一方が未成年ならば難しい。逃げることができない。お互いに。

私は義兄と年に何回か飲みにいくのですが、私がいてくれて助かるといってくれています。義兄は人格者です。嫁に隠れて風俗にいくくらいはしますが、私から見たら人間ができている人です。

私はというと一言でいうなら穀潰しでしょう。義兄の価値観から言えば唾棄すべき種類の人間であるのにその事を態度に出したことはただ一度もありません。なかなかできることではないです。

ですから最初は私に気を遣わせまいといっているのだろうと思っていたのですが……酔いが回ると泣きながら手を取ってありがとうありがとうといってくるので、何がそんなにありがたいのだろう?と不思議に思っていました。どう考えてもありがとうといわなければいけないのは私です。

少し考えたのですが義兄もやはり姉と娘の不仲を気にしているのではないか?義兄は本当に洒落にならないくらいの社畜です。スーパー怠惰人の私とスーパー社畜人の義兄の労働時間を足して二で割っても日本の平均的な労働時間を超えそうな勢いで働いています。家にはほとんどいません。ですから必然的に家庭内での影響力は下がりほとんど口をだしていません。

ですから私が微力とはいえ姉とメイちゃんとの仲を取り持っていると……そういう考えからのありがとうだろうか?と思うわけです。

私は脳みそを更に回転しました。どうすればいいのだろうか?ベストは求めない。ベターな選択肢はどれだろう?

結局の所メイちゃんがこのまま姉と一緒にいても離れてもどちらだろうがしこりは残ります。ならば私がこの場でいうべき適切な言葉は……

「姉さん、俺はメイちゃんにいてほしい」どちらでも問題が残るのならば彼女にまだまだこの家にいてもらいたいという自分の感情を優先させました。

姉はしばらく黙っていました。深いため息をつきます。

「うん……あんたメイに話しておいてくれる?」
「それは寮に入らなくていいということか?」
「そうだから!もう話しておいて」

姉は一方的に話を打ち切り立ち去っていきました。姉は複雑な性格をしています。もしかしたら止めてほしかったのかもしれない。あっさり了承した姉を見てそう思いました。姉の決意が固いのならば私に相談する義務はまったくないわけですから。現時点においてどちらが正しいかは分かりません。私はより注意深く二人の関係を観察してできることはやろうと決意しました。
関連記事



にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他生活ブログ 貧乏・生活苦へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ
にほんブログ村

貧乏日記 ブログランキングへ
検索フォーム
リンクフリーです
フリーエリア
リンク
プロフィール

チャーチル

Author:チャーチル
職業 家庭教師
趣味 将棋観戦 フリーゲーム 読書 睡眠 スーパー巡り 
年齢 おじさん

カテゴリ
月別アーカイブ
FC2拍手ランキング
ランキングに参加しています
にほんブログ村 その他生活ブログ 貧乏・生活苦へ
にほんブログ村
アクセスカウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
独身・フリー
3位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
独身生活
2位
アクセスランキングを見る>>